OyasumiSumika

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八名木(Yatunagi)

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闇属性キラキラ区 終末セカイ在住

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エントランスに飾られるはずだった

女神像の機械人形は、

美しくなるために

他の機械から部品を横取りしたために、

廃棄路に棄てられてしまった。

それでも懲りずに部品を見つければ、

壊して集め続けている。

塔の中を随分と歩いたが、

昇降機械まで止まっているせいで

上の階に上がる道がない。

代わりの階段も見つからないのは、無いのか、

それとも見えてないのか。

どこかおかしいことに、

気付いていないのかもしれない

塔の中では前に進んでいたら

後ろに出てしまうこともあるが、

その水時計の水が零れると、

上から雨が降ってきた。

作り途中で放棄された時計の裏側は、

表と違って道は一つしかない。

迷うことはないがそれ以外の抜け道もない。

小さな隠しドアの奥には、

読みかけの本が置いてあるだけの部屋があった。

使われていたのがさっきなのか、

ずっと昔なのかは分からない。

作り物の光に照らされても、

日時計の影は一向に動かない。

螺子巻き時計は出来た日から今に至るまでを記録していて、

螺子を回すと過去の幻影を見せてくれる。

手入れのされていない花庭は、

誰にも見られることなく錆びて朽ちかけていた。

長年ぶりに来た客も、

残念ながら興味ないどころか散らせてしまうのだから、

いたしかたない。

そして塔の主への憎悪で出来た暗闇は、

瞬く間に塔に広がり侵食していった。

時計塔の中は不可思議で、

真っ直ぐ進んでいるはずなのに、

振り子のように行ったり来たり、

同じ所をぐるぐる戻ってきてしまう。

お茶会の仕方が分からないがお茶会をしようと、

男は言う。

花の香りを振り払い、旅人は銃弾で断った

その砂時計は砂が詰まって長らく落ちなかったが、

旅人によってやっと砂が流れ落ちた。

ただし戻ることもないけれど。

塔の深部には墓所があった。

旅人には誰の墓かも知らなかったが、

塔の主の墓なのだともう一人は言った。

茨で閉ざされた道の奥には墓所があり、

そこには時間も埋葬されているという。

塔の主に作られた人形たちは、

その部屋を隠れ家にして遊んでいた。

しかし旅人がやって来て端から壊してしまい、

みんな一斉に逃げ出した。

時計塔に黒魔法使いの男がやって来て長らく経ち、

城は完成した。

せっかく凝って造ったのだからお客人は大歓迎なのだが、

部屋を増やし過ぎたせいで

繋ぎ目がおざなりなので自己責任である。

この塔に住み着いた最初の旅人が、

ここに記憶を閉じ込めて火を付けた。

そして燃え尽きることはなく、断片だけが残っている。

3時で止まった時計塔の最上階の奥には、

記録回廊がある。

塔の中央には小さな懐中時計があったが、

時計は止まっていた。

いつからあったのか分からないが、

文字盤には53年前の日付があった。

壊すか直すかといったら、壊す一択だった。

針から落ちた蟲飼いの男は、

地下水路で目を覚ました。

腕やら脚やら壊れてしまったが、

そのうち直せばいいだろう。

仕留め損なったガラクタ虫が逃げて行くのを追いかけて、

花畑に迷い込んでしまった。

花の香りで目眩がすると、

入口がどこだかわからなくなっていく。

夢が混ざりながらも花時計まで来たところ、

虫の飼い主と思しき人影がいた。

ガラクタ置き場のような場所に、

寄せ集めで作られたオブジェがあった。

けれどよく見てみれば、

虫が居着いているのだから巣かもしれない。

大抵こういうのは厄介なので

手を出さないようにしようと、

旅人は撃った後に思った。

旅人が入口の扉を開くと、

鐘の音が時計塔の中を鳴り渡る。

一つの歯車がガタンと動くと隣々に伝わって、

やがて上から不協和音が降ってきた。

ある旅人は夕日を見てると頭痛を起こすので、

時計を直すか壊すかするべく

時計塔にやって来たのだが。

機械人形たちの住む時計塔は、

53年前から3時で止まってしまった。

それからというもの、

時計塔の周りはずっと夕暮れ手前で止まっている。

あるとき自分の枝に醜いケムシが付いているのを

見かけて眺めていたが、

秋になると蛹になっており、

やがて冬が終わると蝶に羽化した。

荒地の大樹は、千年経って妖になり、

時折姿を化けるようになった。

水辺の廃屋では、

蒸し暑い夏になると水妖たちの夜行があるという。

夜の森に住む根枝の樹は、己を王と称している。

草花を下僕に変えているがどうにも頭が悪いので、

もっといい生き物が欲しいのである。

深森の木漏れ樹はたわやかな性格で、

風の歌を聴きながら

森の生き物を眺めているのが好きだった。

ただ日の光が薄くなる冬には、

空腹でついものを食べてしまうのである。

 

森洞にある泉で名前を呼ぶと、

例え死者であろうとも会うことが出来る。

けれどもそれは泉の樹が化けた姿で、

気が付いたときには水の底に引き摺り込まれている。

仙谷の頂から見える巨大樹の妖はいつも眠っているが、

数年に一度、水が足りなくなると目を覚まして嵐を呼ぶ。

その浜は半年かけて潮が引き、荒野になる。

流木の妖は流れ着いた木の欠片を拾っては

体に飾り付けていた。

あるとき沢山の欠片が流れ着いていたので

喜んで拾ったが、

どうやらそれは骨だと、しばらくして気付いた。

 

女はそやつの腕を燃やした。

すると村人が数人が鎌やらを持って来たので、

右端から順番に燃やした。

そうすると村人みんなが出て来たので、

しょうがないので全部燃やした。

あるとき旅の女が立ち寄った村は、

度々荒らされているそうであった。

女は気乗りはしなかったが、

宿代として賊徒の里を燃やしてやった。女は魔女であった。

すると村人の一人が女に石を投げた。

瓦礫の下の骨は村人の数より多かった気がするが、

興味が無かった女はすぐに去って行った。

「じゃあ、流れ星がやってきた話をしようか。」

「うん。」

「あるとき宇宙を散歩していたお星さまが

地球に遊びに行きました。」

「うんうん。」

「けれども来る途中で燃え尽きてしまいました。」

「ん?」

「おしまい」

「おしまい?」

 

「本当かどうかなんて関係ないんだよ。

 銀河の川原で鷺捕りした話でも、

ガス灯を点けて来た話でも、

 君が面白いと思うのならば、そういうことだよ。」

「上映会はいつも僕が話しているのだから、

たまには君が話したらどうかな?」

「私は全く宇宙のことなんて

詳しくないんでね」

森奥の屋敷に住む絵画収集家の魔女♂。

対象を見つめながら描くことで

キャンバスの中に閉じ込めることができる。

そうして集めた絵画たちを部屋に飾って

眺めるのがお気に入り。

 

けれども一作描くごとに体調が悪くなり

しばらく寝込む。

「空の星も地の星も、どれも同じくみな星屑。」

二人だけの箱庭で

2017年04月30日

108p/A5/1000円/本文クリーム色紙

新作+再録の総集本

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銀河の底の星屑拾い

(収録メイン作品)

お星様たちが落ちてきた永遠の夜の廃墟。

「星屑を千個集めたら、きっと願いを叶えてくれる」

流れ星の青年と、不眠症の彼女の星屑拾い。

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他短編5作収録

『桜の亡霊』『どうぞ満たして』『魔女と暴君』

『祝福された雪の日に』『眠り姫が起きるまで』

soldout

黄昏どまり

2016年07月/32p/B5/500円/現代

澄んだ空気を肌に感じて、

まっすぐ空へと駆け落ちる。

帰ろう、いるべき場所へ。

夕暮れと飛び降り自殺の青春ポエム。

soldout

天空塔の王と鳥

2016年04月/32p/B5/500円/ファンタジー

神に届く城を造った罰で不死になった王。

あるとき翼を持つ少女が落ちてきて、

やがて少女は大人になり空へと還る。

 

soldout

冬眠都市-Freeze king-

2016年02月/52p/B5/700円/SF

毒の雪が降り、人々が冬眠した街。

けれど決して春は来ない。

まるで氷の王の御伽話。

去年発行のペーパー漫画の続き

soldout

船上スラム(漫画)

2014年8月発行同人誌

部分切り取りweb再録

冬眠都市-序章-(漫画)

「冬眠都市-FK-」の前半

2015年/加筆修正前のもの

蛇の目(小説)

2016年10月電子書籍

web再録

銀河底園(イラスト)

「銀河の底の星屑拾い」
2017年5~8月イラストログ

桜の下(漫画)

2013年公開
2017年描き直し・総集本収録

祝福された雪の日に(漫画)

2017年総集本収録

針と蛾~蝶の夢~

2015年8月16日/192P/B5/2200円/
始まりから最期までの物語
soldout

針と蛾

~座敷牢の標本師~

2014年05月05日

60P/A5/800円/

soldout
(web再録中)

針と蛾の匣

2014年春

脱出ホラーゲーム
プレイ時間20分程度

冬眠都市

2015年05月05日/A5/500円

クリアファイル+漫画ペーパー

致死毒性の雪が降りしきり、

人々は人工冬眠することになりました。

sold out

アポカリプスの特攻少女

2014年11月23日

62P/B5/800円/セカイ系SF

空の彼方にある世界維持装置に特攻して

世界を滅ぼす少女パイロット隊。

sold out

船上スラムと人魚王子

2014年08月31日

68P/A5/900円/SFサブカルセカイ系

沈没する船の街で、

俺たちは最期の24時間を過ごした。

sold out

喪主の男は少女(死人)が大好き。

屍の中から好みの子を見つけると葬列に加えていく。

かつて103人の少女を殺害して絞首刑にされた

領主であったとかなかったとか。

鳥籠の中に住んでいる彼は、

家主の話し相手だった。

腕を怪我して仕事が出来ず塞ぎ込んでいた家主は、

市場の出店で鳥籠の彼を見つけたのだ。

彼はお喋りで、

話をしているときだけは楽しいと思えていた。

鳥籠の前の持ち主は海の向こうの商人で、

その前は海賊で、

その前は農夫だったらしい。

それらの話を聞いていると、

自分もどこか旅に出てみたいと家主は思うのだった。

「そうだとも。君には休息が必要なんだよ。」

と鳥籠の彼は言った。

それから数週が経ち、

家主が海岸沖で死んでいるのが見つかった後、

家具と一緒に空っぽの鳥籠も売り払われた。

「数多の屍が積み重なると、霧と共に葬列がやってきて、

魂を蝋に変えて燃やしてしまう。

「ねえヨダカ、

 こんなところに電話があるよ。

 かけてみようか。

 お金ある?」

「繋がらないだろう?」

「もしもーし。あ、お久しぶり。

ハレー君だよ。元気してた?」

「私は騙されないから。」

「それでねИ★ш$о〜○Ишо△#∟でさ4wЙ」

「騙されないから。」